Omron CJ2M-CPU32 CPU モジュラルのPLCとEtherNet/IPポートCPU Ver.2.1 EIP バージョン2.1

EtherNet/IPポート内蔵CPU Ver.2.1 EIP Ver.2.1搭載のオムロンCJ2M-CPU32 CPU

1. オムロンCJ2M-CPU32の概要

オムロンCJ2M-CPU32は、オムロンCJ2Mシリーズの性能リーダーです。コンパクトな90×65×66mmのボディに収められ、わずか0.04μsで5kステップのLD命令を実行できる高速プロセッサを搭載しています。最大40個のCJシリーズモジュールを拡張でき、2,560点のI/Oポイントを容易に管理できます。256kステップのプログラム容量、448kワードのデータメモリ、32kワードのリテンティブメモリを内蔵しており、複雑なレシピ、データロギング、浮動小数点演算に十分なスペースを提供します。また、USB 2.0プログラミングポートとRS-232C通信ポートを備えており、ワンタッチオンラインデバッグ、リモートモニタリング、プログラムアップグレードが可能で、従来のPLCの容量ボトルネックを解消します。

モーションコントロールは進化しました。CPU32は、最大1MHzの単軸速度を持つ4軸の高速パルス出力を備え、直線補間、円弧補間、同期電子ギアをサポートしています。4つの1MHz高速カウンタと割り込み入力により、シームレスな長さ測定、位置捕捉、フライングシャー追跡が可能です。内蔵のEtherNet/IPポートにより、SCADA、MES、クラウドゲートウェイに直接アクセスでき、ロボット、サーボ、ビジョンシステム間のシームレスな連携を可能にします。CJシリーズEtherCAT拡張モジュールと併用すると、サーボサイクルを1msに圧縮でき、包装、リチウム電池、家電製品などの業界で、高速生産ラインのミリ秒レベルの精度を確保します。

2. 主な機能:

1. 主なハードウェア仕様
• CPUタイプ: CJ2MシリーズコンパクトモジュールPLC、90 mm × 65 mm × 66 mm、ベースプレートなしでDINレールに取り付け可能。
• 処理性能: LD命令40 ns; プログラム容量150 kステップ; データストレージ448 kワード。
• I/O容量: 40点内蔵 (24点24 V DC入力 + 16点リレー出力); 最大システム容量2,560点、40個のCJシリーズ拡張モジュール (3段拡張ユニットを含む) をサポート。
• 電源: CJ1W-PA/PD電源ユニットによる外部供給、DC 24 VまたはAC 100-240 V自動感知。2. 内蔵および拡張可能な機能
• モーションコントロール: CPUは、4軸の1 MHz高速パルス出力 (直線/円弧補間、電子ギア、同期追跡) をサポートしています。オプションのCJ2M-MD21パルスI/Oモジュールは、さらに4軸を追加します。
• 高速カウンタ: 内蔵4チャンネル1 MHz高速カウンタ + 8チャンネル割り込み入力、エンコーダABZ相ANDパルス+方向モードをサポート。
• 通信インターフェース:
– USB 2.0 (プログラミング/モニタリング)
– RS-232C x 1 (D-Sub 9P)
– 内蔵EtherNet/IPポート x 1、Modbus-TCP、FINS/UDP、ソケットサービスをサポート
– RS-485/422 (CJ1W-SCUモジュール経由で拡張可能)
• アナログ機能: CJ1W-MAD42などのモジュールにより、1/12,000の高分解能アナログ入出力が可能。3. ソフトウェアおよび診断機能
• プログラミング言語: ラダー、ST、FB、SFC、約400の高度な命令、浮動小数点、三角関数、PID、ファイル操作をサポート。
• リアルタイム診断: オンラインモニタリング、変数強制、データ追跡、SDカードデータロギング; システム異常に対する自動メール/FTPアラート。
• メンテナンスとアップグレード: ワンクリックバックアップ/復元を備えたCX-Programmer; USBまたはEtherNet/IP経由でのファームウェアおよびファンクションブロックの遠隔更新; およびダウンタイムなしでのモジュールのホットスワップ。

3. 製品詳細写真

4. 関連製品